突然ですが、リトミック のレッスンに向かう当日は、どんな気分ですか?
私の場合ですが
「さぁ、今日も遊ぶぞー!」
というやる気満々の気分です。
もしも、前回のレッスンで自分が思った通りに出来ず、落ち込んでいても、子どもの機嫌が悪く大泣きされたとしても、それはそれ。
今日は絶対楽しむつもりで、レッスンに向かいます。
例えて言うなら、子どもが公園に行く時に「よーし、思い切りいっぱい遊ぶぞ」「何があるかな」「アレやってコレやって」と期待するような気分です。
そんな心持ちになる為には、たった一つの準備が必要です。
それは、当たり前ですがよいカリキュラムを考えることです。
子どもに合ったカリキュラム、今までやってきたことの延長線上にあるカリキュラム、子どもを成長させるカリキュラム
でも子どもにとっては、ただただ楽しいだけのカリキュラム
これを、頭を捻って絞り出す作業です。
レッスンの前日あるいは、前の週、前の月末とタイミングは様々ですが、私はノートを広げます。
「前回のレッスンはどうな反応をしていたかな?」「今年の年少さんは、どんな事が好きかな?」「これは子どもにとって、難しい事なのか、簡単な事なのか」「この活動は、本当に意味があるものなのか」
「まだ歩かない子が多い0.1歳児クラスでは、例え手を引いて歩いてくれる大人がいたとしても、歩く活動より、座って楽しめる活動がよいのではないか」など。
一つずつ考えて、直していくのは面倒な作業です。
いつもワンパターンでよいのなら、指導にある程度慣れている指導者にとって、これほど楽なことはありません。
でも、指導する対象が変わったり、日々成長していく子どもに合わせて計画をするのが、人にものを教えるという仕事なのではないか、と思うのです。
ちょっと面倒だなと思いながら、作成し始めたカリキュラムも、完成した時には、あっという間に1時間過ぎていた、というほど没頭しているのが常です。
さあ、準備が出来たら、あとは思い切り、リトミック で遊ぶだけです。