人間には、様々な感情があります。
それは、小さな子どもにも解ります。
お友達は、どんな時に怒るの?
ケンカをした時かな?
ニコニコ笑うのは、どんな時?
お友達と遊んでいる時。面白い時。美味しいものを食べた時?
みんなは泣いた事があるかな?
お母さんに怒られた時。
お姉ちゃんとケンカした時かな?
今回は、感情を伴った動きのリトミックをご紹介します。
対象 2歳〜5歳
絵本『かお かお どんなかお』
顔の表情のリトミック
「怒った顔」「笑った顔」「泣いた顔」
ハイ!パチリ
長調・短調の聞き分け
絵本『かお かお どんなかお』
2歳児が、リトミックに入る前にのきっかけに読んでいます。
3歳以上の子どもには、怒った顔、笑った顔、泣いた顔のペープサートや絵カードを使い、きっかけを作ります。
顔の表情のリトミック
リトミック即興演奏【MIDI音源】怒った顔、笑った顔、泣いた顔
YouTubeチャンネル
http://www.youtube.com/channel/UCKTHbcqHY-0U7rNdvmeM33w/sub_confirmation=1
私がこのリトミックを、本からインスピレーションを感じて考えた経緯もあり、かおかおどんなかお?という合言葉を使って展開しています。
2歳〜5歳
(活動例)
ねらい 4/4拍子、四分音符、曲に合った動き
かお かお どんなかお?合言葉の後
4小節ほど「怒った顔」を聞かせる。
→どの顔の音楽か当てさせる
→怒った顔をして、拳を握りしめて、足音を立てて歩く。
ねらい 4/4拍子、四分音符、曲に合った動き
かお かお どんなかお?合言葉の後
4小節ほど「笑った顔」を聞かせる。
→どの顔の音楽か当てさせる
→ニコニコポーズで、四分音符を感じ、元気に足を上げて歩く。
ねらい 2/2拍子、二分音符、短調、曲に合った動き
かお かお どんなかお?合言葉の後
4小節ほど「泣いた顔」を聞かせる。
→どの顔の音楽か当てさせる
→泣きながら、二分音符を感じ、しょんぼり歩く。
(展開例 1)2歳、3歳
かお かお どんなかお?合言葉の後
「怒った顔」「泣いた顔」「笑った顔」を適当に弾き、即時反応させる。
※2歳児は、一緒にやってあげます。また、歩き回らずに顔の表情だけに留めてもよいでしょう。
ねらい 即時反応 曲に合った歩き方
(展開例 2)4歳、5歳
3チームに分かれて、それぞれのチームが教室の隅に基地を作る。
「怒った顔」「泣いた顔」「笑った顔」を適当に弾き、即時反応させる。
自分の音楽の時だけ、真ん中に出て来て、音楽に合った歩き方をする。
退場の合図も弾き、基地に戻らせる。
ねらい 曲に合った楽器の鳴らし方
(展開 3)
それぞれの曲に合った楽器で演奏する。
または、同じ楽器でも強弱や、アーティキュレーションに合った演奏をする。
ねらい リズム、ポーズの創作
2歳〜5歳
ハイ!パチリ!
ご家庭でも幼稚園や保育園でも、たくさん写真を撮りますよね。
「今日は、このお友達(ペープサートの怒った顔、笑った顔、泣いた顔)と同じ顔で、写真を撮ろうね」
ハイ パチリ!作曲作詞/湯浅とんぼ
(歌詞)
にっこりわらって ハイパチリ
こわーいかおで ハイパチリ
ないたかおで ハイパチリ
あっちもこっちも パチパチパチ
(活動例)
曲に合わせて、ペープサートの左から順に顔真似ポーズを取ります。
(展開 1)
顔の順番を入れ替えて、音楽に合わせてポーズをとる。
(展開 2)
テンポを上げて、速くポーズをとる。
「ハイ!パチリ」はこちらの本に載っています。
ねらい 長調、短調
4歳、5歳
長調と短調の聞き分け
今度は笑顔と悲しい顔の二つのペープサートを使う。
(活動例)
「メリーさんのひつじ」「きらきらぼし」「こぶたぬきつねこ」「むすんでひらいて」など、みんながよく知っている曲を長調で弾いたり、短調で弾く。
ハ長調の曲でしたら、短調はミとラを半音下げます。


講師は長調⇆短調を弾き、子どもはペープサートを移動するクイズ
(展開)
長調と短調で歌って、それぞれの曲調を感じ取る。
子どもは、比較的一日の中でも泣いたり笑ったりと感情の変化があり、感情の表し方も豊かです。
クラスの中でも、怒りん坊、泣き虫さん、お笑い系と色々なキャラのお友達がいるので、そんな話もしながら楽しめるリトミックです。
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