コロナウィルスの為休講していましたが、新しいクラスのリトミックが、始まりました。
前からみていた子ども達とは、3〜4か月ぶりの再会。新しく入園した子ども達とは、初対面です。
・消毒・換気
・講師と子どもの距離をあける
・手をつなぐ活動をやめる
・みんなで声を出すことをさける
・向かい合う時間を減らす
リトミックとソーシャルディスタンス
密にならないようにとは言っても、スペースと人数が決まっている以上、密度は変わりません。
コロナウィルスは、飛沫と接触により感染すると言われています。
大切なお子様達を指導させていただいている以上、出来る限り気を付けようと5点対策を考えました。
・消毒・換気
直前直後に、手を消毒し、道具は除菌する。
窓は開けておく。
クラスの入れ替えに窓、ドアを全開にする。
・講師との距離をあける
リトミックを経験した子どもは、「自分の場所をとる」ことの意味が分かります。
4、5歳の子どもは、上手に距離感を保っていて、感心しました。
新入生は、「講師の話を聞く、見て真似する」ことも難しく、どんどん前に来てしまいます。
子ども達の位置が決まってから、私がすーっと後退し、スペースを作ってみました。
・手をつなぐ活動をやめる
お友達と手をつないで協力したり、動きを共有するのはとても大切で、たくさん取り入れてきました。
しかし今は、ペアでやる活動、円になる活動はやりません。
その代わりに、各々が拍に合わせて手を叩いたり、ステップ、ジャンプ、揺れる活動に変えています。
また、今まで円になり歌っていた曲は、音楽に合う新しい動きを、子ども達と考えました。
ワンパターンに扱っていた曲への見方も、変わり新鮮に感じます。
・みんなで声を出すことを避ける
模倣や、歌を伴う活動は、2〜3グループに分けて、順番にします。
待っている子は、教室の隅にこちらを向いて座り、他のお友達がやっているのを見る。
見ることもまた、勉強になります。
幼児は、人の悪いところをチェックするのが好きです。
「◯◯くん、ちゃんとやってないよ」
「じゃあ、誰が一番上手か見せてね!」
競って自分はカッコよくやろうとする機会になっています。
・向かい合う時間を減らす
言葉での指導から、ピアノで音の指示に切り替えます。
お互いに言葉を最小限にして、音でコミニュケーションをとる事に慣れる、チャンスです。
意外に子どもも、こちらが喋らないと喋りません。無視されている訳ではないけれど、喋っても返答が無い事にだんだん気付いてくるのです。
絵カード、リズムカードは講師が手で持ったり床に置かず、ホワイトボードなどに貼って、お互い少し離れた場所から見て、話をします。
以上の5つのポイントを心掛けレッスンしています。
しかし前回、思わず
人見知り真っ最中の2歳児に対して、ごっこ遊びをしながら私の方から接近してしまいました。
新しい子と、早く仲良くなりたい一心です。
やはり距離を保ちながら仲良くなるのは、感情がある人間として、難しいです。
近づいた甲斐あって、仲良くなれたのですけれど。
今回、コロナ明けレッスン対策に、フェイスシールドを準備していきましたが、 直前に断念し、マスクを二枚重ねにして、レッスンすることにしました。
2時間、しゃべって歌って弾いて、顔の下半分は蒸気でドロドロでした。
これからの季節、更に厳しいでしょう。
再開に向けての対策を考えましたが、今までとは、違った角度、視点で考え、新たな発見がありました。
使ってきたカリキュラムをリメイクするのもまた、即興です。
限られた条件で、やりくりするのは面白く創造的です。
今までより制限はありますが、直接顔を見て、空間を共有して音楽を感じ合えるのが何より嬉しいです。
適応していかねば、ですね。