Let's リトミック !!

乳幼児のリトミック

「エコーソング」でリトミック 模倣 カノン 1歳、2歳、3歳、4歳、5歳

エコーソングとは、先に歌う人と同じ歌詞を、こだまのように真似して歌う形式の曲です。


幼児が楽しめるエコーソングを探してみました。
真似っこは簡単で、2歳くらいからできて模倣(カノン)の導入にもなります。

こぶたぬきつねこ

アイアイ

カレーライス

もりのくまさん

やまびこごっこ

ぽかぽかてくてく

大きなうた

「こぶたぬきつねこ」

(活動① 1、2歳)
ごぶた・たぬき・きつね・ねこのペープサートや絵カードを並べる。
「ごぶた〜ねこ」はペープサートを指差して呼んであげる。
「ブーブーブ〜ニャオ」は、動作をする


(活動② 3歳)
・手拍子でリズムを模倣する
・楽器でリズムを模倣する
・活動①を速いテンポで模倣する


(活動③ 4歳、5歳)
オリジナルを作る
しりとりになっていなくてもいいので、イントネーションがピッタリ合うものを考えて、動く。
例えば、「きりん・ぱんだ・もぐら・りす」「ねずみ・ゴリラ・らくだ・くま」鳴き声や動作も考える。


「アイアイ」

(活動① 2歳、3歳)
先生が「アイアイ♩ ♩」っておサルのポーズしたら、真似してね。
今度は速くやるよ「アイアイ🎵」
とまず、アカペラで部分練習しておく。

「アイアイ」のところは、上の2種類のリズムで模倣
「おさるさんだよ」「みなみのしまの」「しっぽのながい」はクラップステップ


(活動② 4歳、5歳)
「アイアイ」の曲を知っている前提。
「アイアイ」のところを違うポーズで創作したり、即時反応する。
例えば、毎回先生が違うポーズをして即時に模倣させたり、身体の色々な場所をタッチして模倣させる。
子どもとポーズを考えて、音楽要素に合わせたダンスを創作してもよい。


「カレーライス」

(活動  2歳〜5歳)
普通の手遊びです。

4歳以上には
「にんじん〜いためて」までは真似っこ
「グツグツにましょう」は先生と一緒だよ、と曲がどうなっているのか曲の構成を確認します。


「もりのくまさん」

(活動  4歳、5歳)
歌詞が魅力的なのでイメージを持って歌いたい曲です。歌詞が表している様子を話しながら歌うと、印象に残りますね。

打楽器の合奏
Aパート、Bパートに分かれる

「あるひ もりのなか くまさんに であった」
ワンフレーズずつ、Aパート→Bパート追いかける

八分休符♪ ♫ ♪八分休符(ウタタタ|タ)
※ウは八分休符、タは八分音符


「はなさくもりのみち くまさんにであった」
AパートもBパートも
♩ 休 ♩ 休 ♩ ♩ ♩ 休(タンウン|タンウン|タンタン|タンウン)


即時反応
先生と反対真似っこ→ジャンケン
「あるひ もりのなか くまさんに であった」
先生がワンフレーズずつ、上を打ったら子どもは下、下を打ったら上、右を打ったら左、左を打ったら右を打つ
「はなさくもりのみち くまさんにであー」から足踏みして「た」でジャンケンポン!!


慣れたらテンポを速くして遊ぶ。


複リズム
「はなさくもりのみち くまさんにであった」だけを使う。
歌と違うリズムを手拍子しながら歌う。
「タンタンタンウン」♩ ♩ ♩休
「タタンタタンウン」♪♩♪ ♩休
「タタタタタンウン」♫ ♫ ♩ 休
レベルに応じて簡単にしたり難しくする。
慣れたら4小節のリズムにしてもよい。

歌い始めアウフタクトなので、気をつけましょう。


「やまびこごっこ」

(活動① 3歳、4歳)
ヤッホー、ヨホホホホなどリズム遊びを導入として活動してから歌うとよい
・歌の模倣や、手拍子の模倣

(活動② 4歳、5歳)
ポーズの模倣
・ポーズの創作
リズム譜を当てさせる、打つ
・リズム譜を書く
強弱の模倣

フレーズ毎に
f(フォルテ)→fで模倣
p(ピアノ)→pで模倣
クレッシェンド →クレッシェンドで模倣
デクレッシェンド →デクレッシェンドで貰いたい

「ぽかぽかてくてく」

(活動  2歳、3歳)
おさんぽ気分で歩きながら歌う。
先生2人で掛け合うと、分かりやすい。
教室を、くねくね道やでこぼこ道にレイアウトして、探検しながら歌うと楽しい。


「大きなうた」

(活動  4歳、5歳)
「やまびこごっこ」の活動②と同じ




私がエコーソングを初めて知ったのは、「山賊のうた」でした。

♪あめ(あめ)がふれば(がふれば)
小川(小川)ができ(ができ)

♪あめ、の次が

♪がふれば

と始まるところが、小学生の私には不思議な曲に感じられました。
♪やっほ(やっほ)やほほほ(やほほほ)
何故だか怪しく感じたのは、短調だからかもしれません。

エコーソングはインパクトがあり、一回聴くと記憶に残ります。


エコーソングは模倣はもちろんリズム、即時反応、強弱やテンポなどの音楽要素も盛り込みやすいので、意識しました。
教えこむようなアプローチではなく、こちらはしっかりねらいを意図しながら、楽しい雰囲気で遊べるといいですね。



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