Let's リトミック !!

乳幼児のリトミック

子どもの行動には必ず理由がある 2歳

たくさんの子どもを指導して来て、一人として同じ性格の子、同じ行動の子はいない、全員が全員、全く違うと感じています。


神経質系、おおらか系など性格を分類することも出来ません。
人間には、様々な側面があるからです。



子どもの行動を観察していて、理由が分からない、理解が出来ない行動をしていると感じることがありませんか?



我が子も、やはり2歳くらいの時に驚きの行動がありました。
普段は聞き分けがよい息子と、みんなでオモチャで遊ぶ施設に行った時に
「お友達はダメー!僕だけが遊ぶの!」の独り占めしたのです。他の子どもを威嚇していました。
大人ばかりの中で育ち一人っ子だったから我儘になったのかとショックでした。
我儘は半年くらいしたら落ち着きました。


今までに育児サークルや子育て支援センター、保育園、幼稚園でリトミック指導をしてきました。
どこで指導しても、子どもは何でこんな行動するのかな?と感じることばかりです。


現に今指導している2歳児クラスには

・誘ってもイヤイヤと首を振って参加しない子
・ロッカーの中に座りこんでいる子
・友達とは絶対に手を繋がない子
・座っても立っても、自分が一番前じゃないと嫌だと友達を引っ張る子
がいます。


担任の先生と私で
「ほら、一緒にやろうよ」
「楽しいよ」
「先生の隣りにおいで」
「一番前じゃなくても大丈夫だよ、見えるよ」
「引っ張ると危ないよ」

子どもに分かるようになだめたり、気分を変えさせるような声をかけます。
それで、あっさり来る子もいれば、頑なに拒否する子もいます。


親子のクラスでは、お母さんが共感してなだめたり、或いはあまりにも酷いと怒るお母さんもいます。


そのような時にいつも頭に思い浮かぶ考えがあります。


何か理由があるのだろう


・誘ってもイヤイヤと首を振って参加しない子

‥‥何か理由があるのだろう
嫌だという意思表示をしたいのだろうか。
みんなで集まって音楽が始まる事に、何か不安があるのだろうか。


・ロッカーに座りこんでいる子

‥‥何か理由があるのだろう
ロッカーの中が居心地がいいのだろうか。
参加するより、見ていた方が楽しいのだろうか。


・友達と絶対に手を繋がない子

‥‥何か理由があるのだろう
前に痛い思いをしたのだろうか。
お友達と手を繋ぐのはドキドキするのだろうか。


・座っても立っても、自分が一番前じゃないと嫌だと友達を引っ張る子

‥‥何か理由があるのだろう
一番前が良い気がするのだろうか。
後ろに行くと見えない気がするのだろうか。


本当の理由は、分かりません。
子どもにしか、本当の理由は分かりません。
いや、子ども自身にも理由は分からないかもしれません。

深い理由はなく、単に機嫌が悪く誰かに八つ当たりしたい、寂しい、意地悪したい、恥ずかしい、なんかやりたくない
漠然とした理由かもしれません。


そうかと思うと、何週間後には、笑顔で参加したり、お友達に順番を譲ったり、突然一皮向けたように変わるのも、子どもの特徴です。


発達障害の子どももたくさんいます。
2歳だと、まだ診断がつかずグレーゾーンです。
みんながクレヨンで絵を描いている時に、ずっとクレヨンに書いてあるひらがなを読んでいる子がいます。
教室にあるあらゆる棚によじ登る子がいます。

そんな時も

何か理由があるのだろう

と考えます。

だって本当に理由があるのです。

「そうしないではいられない」という理由があるのです。




また、幼児期は、自分の気持ちを上手に言葉に出来ない時期です。
幼稚園に入った、妹が生まれた、など急な環境の変化にすぐに馴染める筈がありません。
子どもは子どもで、適応できるまで様子を見ているのです。

すごく笑顔で元気いっぱいだった子が、長期休み後に、毎日大泣きしていました。全身でヘトヘトになる程泣いていました。
本人にとってはとても大変な事だと思います。



うちの息子は、保育園よりお家が好きでした。
娘は、お家より保育園が好きでした。

色々な子どもがいます。
息子はお家でお母さんといるのが落ち着くという理由でお家がよかったようです。
娘は、いっぱい遊べるからという理由で保育園がよかったようです。



何か理由があるのだろう

と思う事で解決になるのか?と聞かれたら、

解決にはならないかもしれないけれど

何か理由があるんだろうね

と理解してあげたいのです。

何か理由があるからだよね、分かるよ、大丈夫だよ

と言ってあげたいのです。


あるお母さんに「先生、うちの子はわがままばかり言って困っています。大きな声でだだをこねられて、外出するのも憂鬱です」と相談されました。

とても優しいお母さん、子どもは全てにおいて「イヤ!」という子です。

「◯◯ちゃんには何か理由があるのかもしれませんね」
理由があるのだから、それが◯◯ちゃんがもういい、と思ったら変わるかもしれませんよ。一生駄々をこねることはありませんよ」と言っています。


理由もなく、意地悪したり、泣いたり、物を投げたりしている訳ではなく、きっと全部理由があるのだろうな、と思うと、どの子も困った子なんかではなく、よく感じていて表現がそのような形で出てしまう、素直な子だと思えて来るのです。



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