先週のことです。
歌に合わせて、落書き帳にクレヨンで描く活動をしました。
年齢は2歳児、10人未満のクラスです。
ちょうちょ
いとまきのうた
線路は続くよどこまでも
その他即興に合わせてという予定で、
5曲ほど考えていきました。
ある曲で、丸をいーっぱい描きました。
2歳児さんの丸は、いびつでクレヨンの色も薄いのですが、落書き帳にいーっぱい描いて、とても満足そうな表情の子がいました。
他の子どもの顔も見てみたところ、どの子も満足そうな表情でした。
(発達段階にあっているんだな)と思いました。
ある子どもが「もう一回やりたい」と言うので、私も「面白いね、もう一回やろうか」と同じ歌を歌って、また紙いーっぱいに丸を描きました。
また同じ子どもが「もう一回やりたいな」と言ったので、ちょっと悩みましたが、落書き帳を次のページにめくって
「違うお絵かきもしてみようよ」と誘い、違う曲に移りました。
「せっかく色々な曲を考えてきたから、やってみたい」
という私の講師魂が働き、他の曲ではどんな反応をするか試してみたくなったのです。
他の曲も、子ども達はボチボチ楽しんではいましたが、丸をいーっぱい描いていた時よりは、少しテンションが下がっていました。
私はそこに「やらされてる感」が漂ったと感じて、少しだけ後悔しました。
よく子どもの反応を探るよう気を配っています。
子ども反応は、大人のように義理でやる事はないので、顔を見れば一目瞭然です。
もし、相手が自分の子どもだったら
ずーっと同じ曲で飽きるまで、落書き帳が全ページ丸だらけになるまで、やると思います。
それから、もし相手が障害のある子どもだったら、同じくずーっと飽きるまで丸を描いて同じ歌を歌うと思います。
何故かというと、子どものためにその方がいいような気がするから。
直感では、1つの事を満足いくまでやった方がいい。
他の曲を含めて5曲やってよかったのか、好きな曲ばかり1曲やった方がよかったのか、正解は分かりません。
ただ私が「これでよかったのか?」と感じたことは、無駄ではない。
次に活かしたいと思います。