まつぼっくりは、一年中拾えるらしいのですが、一番きれいなまつぼっくりは、秋や冬によく落ちています。
海の防風林として、海沿いにずーっと続いて植えられている松林の下を通ると、それはもう拾い切れないほど、たくさんのまつぼっくりが落ちています。
まつぼっくりをテーマにしたリトミックを考えました。
まつぼっくり
(歌詞)
まつぼっくりがあったとさ
たかいお山にあったとさ
ころころころころあったとさ
おさるがひろって食べたとさ
ねらいは、リズム アクセント
「まつぼっくり」を使ったリトミック
0歳、1歳
・フレーズの最後に4回出てくる「さ」を、少し強調して歌う。
・「さ」以外は手をグーにして、「さ」の時だけパーにする。
ねらいは、リズム アクセント
「まつぼっくり」を使ったリトミック
2歳、3歳
・「さ」の言葉の時に、ポーズ。お猿のポーズや、頭タッチなど
・曲の最初から歩き始め、「さ」の言葉でポーズ
ねらいはらテンポの変化、即時反応
・上と同じ活動を、テンポを速くしたり遅くしたりして、即時反応する
ねらいは、高音、低音の聞き分け 即時反応
「まつぼっくり」を使ったリトミック
3歳、4歳、5歳
まつぼっくりの曲をピアノで弾きます。
右手メロディ、左手ベースです。
フレーズの休符の度に合図★◆を入れます。
高音★ 低音◆ 🎹黒鍵をグーでクラスター
子どもは歩きます。ルール
合図高音クラスター★で、上にあるまつぼっくりを取る。低音クラスター◆で下に落ちているまつぼっくりを取る真似をする。
♪ 歌詞も入れると以下のようになります。
まつぼっくりがあったとさ ★(上に手を伸ばし取る真似)
たかいおやまにあったとさ ◆(下にしゃがみ取る真似)
・
・
続けて最後まで、適宜フレーズ終わりに★か◆の合図を入れて、即時反応する。
1回目のレッスンは高音だけ、2回目のレッスンで高音と低音と、レベルアップしていってもよいでしょう。
応用。この活動をそのまま、テンポを速くする。
ねらいは、音を聞く
ピアノの合図によるリトミック
4歳、5歳
ピアノに背を向けて座らせるか、目をつぶらせる。
先生 「まつぼっくりが、いくつ転がった教えてね」
高音★ 低音◆ 🎹黒鍵をグーでクラスター
★ ★ ★(ピアノ♩ ♩ ♩ )
子ども 「3個」
先生 「正解!」
★ ★ ★ ★ ★ (♩ ♩ ♩ ♩ ♩)
子ども 「5個」
先生 「正解!」
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ (同様に)
子ども 「10個!」
先生 「ブー✖️ 9個でした」
更に、高音クラスターと、低音クラスターを混ぜて
★ ★ ★ ◆ ◆
子ども 「小さいまつぼっくり3つと、大きいまつぼっくり2つ」
先生 「正解!」
この活動の適齢は、4歳以上です。
年少さんは、4月にはさっぱり出来ませんが、後半10月くらいになると、ほとんどの子が出来るようになります。
どうやら心の中で数を数えられる年齢は、私の経験から4歳くらいだと分かりました。
ねらいは、心唱
「まつぼっくり」でリトミック
3歳、4歳、5歳
(動き)
まつぼっくりがあったとさ
手をグーに
たかいおやまにあったとさ
両手で山を作る
ころころころころあったとさ
上からかいぐりして下へ
おさるが拾って食べたとさ
猿が右手左手交互に食べる真似
まずこの動きをすっかり覚えてしまいます。次に部分心唱(声を出さず心で歌う)します。
心唱
動きながら、「さ」の言葉だけ声を出さない
まつぼっくりがあったと◯
たかいおやまにあったと◯
ころころころころあったと◯
おさるが拾って食べたと◯
◯のところは心唱。動きはずっとやる
反対に「さ」だけ声に出して、ほかは出さない
◯◯◯◯◯◯さ
◯◯◯◯◯◯さ
◯◯◯◯◯◯さ
◯◯◯◯◯◯さ
◯のところは心唱。動きはずっとやる
ねらいは、リズムパターン
「まつぼっくり」を使ったリトミック
4歳、5歳
・フラフープなどを複数置き、曲の最初から歩き始め「さ」の言葉でフラフープに入る、を繰り返す。
・曲の始めから、好きな方向に向かい自由に歩く → 「さ」の言葉でお友達とタッチしながら最後まで。
この歌は、昔話みたいで、とても面白い印象があるようです。
1歳でも、すぐに覚えてしまいますし、5歳まで使えて幅広くリトミックできます。
私は毎年11月に遊んで秋を感じています。
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