Let's リトミック !!

乳幼児のリトミック

わらべ歌大好き 0.1歳

わらべ歌は、日本に古くから伝わる遊びうたで、その独特の抑揚と、しぐさやルールのある遊びが魅力です。

子どもの耳に心地よく、大人には懐かしく感じられます。

初めてわらべうたに触れる子どもも、気に入ります。

日本人のアイデンティティとして、わらべ歌のうたごころを持っているのかな、と感じます。

 

さて、わらべ歌の音階はどうなっているのでしょうか?わらべ歌はヨーロッパの音楽のような和音はありません。

音階の4番目と7番目を抜いているヨナ抜き音階と呼ばれ、ドから始めると「ファ」と「シ」のない5つの音階「5音音階(ドレミソラ)」でつくられています。

2音や3音だけで出来ている曲も多く、音域が狭いので、子どもにも歌いやすく調子ハズレになりにくいのです。


拍子はどうでしょうか。

わらべ歌を歌っていると、言葉に伴い拍子が縮小されたり、拡大されたりして変拍子のように感じることがあります。しかも不定期に変わります。

あんたがたどこさ

ひごさ

ひごどこさ

くまもとさ

くまもとどこさ

せんばさ

せんばやまにはたぬきがおってさ

それをりょうしがてっぽうでうってさ

にてさ

やいてさ

くってさ

それをこのはでちょいとかぶせ

 

わらべ歌は、拍感はあるが拍子感のない1拍子の音楽だと聞いたことがあります。

 「あんたがたどこさ」は変拍子に感じられます。

 

それから、歌い手によって歌詞や音程も違います。

口伝えのうたなので、地域によって違って当たり前なのですね。

 

では、リトミック の時間に歌っている

わらべ歌を紹介していきます。

 

0歳、1歳  わらべ歌

「にぎりぱっちり」

(歌詞)

にぎり ぱっちり たてよこ ひよこ
にぎり ぱっちり たてよこ ひよこ
ぴよ ぴよ ぴよ

 

手をふんわりと丸く合わせ、ゆっくり揺らしながら歌います。

「ぴよぴよぴよ」の前で一呼吸おきます。

「ぴよぴよぴよ」と言いながら、あたかも何か出てきたように、手を動かします。

 

また、手を合わせますが

「あれ?いなくなっちゃったね」

間をあけて、歌い出します。

このうたの魅力は、[間]と「にぎりぱっちり」とか「たてよこ」とか「ぴよぴよ」の言葉の不思議さと面白さにあると思います。

 

スカーフを使ったやり方がポピュラーですが、スカーフの方に意識がいってしまうので、まずは布は使わずにうたいます。

自分の声に耳を傾けて、子どもが次の言葉を待っていることを感じながらうたいます。

 

他に0、1歳で歌っているわらべ歌です。

ポピュラーな曲が多いです。

「げんこつやまのたぬきさん」

「おべんとうばこのうた」

「たこたこあがれ」1月

「いっぽんばし こちょこちょ」

「おせんべやけたかな」

「おちゃをのみにきてください」

「じーじーばー」「ちゅちゅこことまれ」スカーフ遊び

 

遊び方にも、正解不正解はなく、子どもが喜びそうなやり方を色々試してみるといいのかなと思います。

 

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